8年間の奇跡



息子の通う中学校にいた英語教師の話です。

48歳の時、沢登り中に滑落して頚椎を損傷してしまった森本先生。
当時 頚椎損傷で職場復帰できた人はおらず
医者からは「一生寝たきり」宣告をされました。

2年間の入院生活、4度の転院、その後2年間の自宅療養中に
諦めずにリハビリを続け、見事に車椅子での復職を果たしました。
2004年に定年退職するまで、英語の授業を続けられたそうです。

職員室は2階にありますが、森本先生が来ると すぐに4~5人の
体の大きい生徒が集まり車椅子ごと先生を運んだそうです。
4階の教室へも3階の体育館へも 自然に先生を助ける輪が
広がっていったそうです。

星野富弘さんは 24歳の若さで同じ怪我をしたので 
若い張りのある神経が全部切れて完全麻痺になりました。
首から下が動かず、何も感じません。

森本先生は 48歳という年齢で怪我をしたので、
不完全麻痺になりました。
神経が潰れて残っているため、多少右腕が動く代わりに
24時間首から下が痛むそうです。

皆さんにはたぶん想像できないもの だそうです。


一番困るのは 排泄が自分の力で出来ないこと。
反面、常に水分を取らないと腎臓の病気になるので、
水筒を持っていてたくさん水分を摂るようにしているそうです。

体温の調節も出来ないそうです。
体を動かせないので血圧も非常に低いんだそうです。

それでも右手の中指一本でパソコンを打ち プリントを作りました。
(森本先生は左利きだそうです)

「以前のように黒板に書くことがないので、
生徒も一生懸命ノートに写すこともありません。
結果的には、生徒と英語でやりとりする授業を
以前よりも出来るようになりました。」

森本先生は 絵もお上手です。
水元公園で描きためた絵を出版もしました。

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今年の秋、在校生数名が森本先生のご自宅を訪問して
インタビューした記事をまとめたものが配布されました。

上記は それを抜粋したものです。
(日記に残しておきたかったので)

こんな先生が、息子の中学校にいらしたこと。
そして先生を支えた先生方が まだ いらっしゃること。

を誇りに思います。


同じ時期に教わりたかったな。


長い文章を最後まで読んでくださりありがとうございました。
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by ShinobuYuhara | 2011-12-18 11:35 | 人として | Comments(0)
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