一度 言って見たかった



職業柄 ウェットティッシュや絆創膏などは鞄に常備しております。

土曜日 都内某所 駅前で ずどーん! という音に
ハッとして 見たら 人が目の前で倒れていました。

白髪のおばあさま うつぶせのまま 動きません。

すぐに人だかりが出来て 遠巻きに ざわざわ。
(救急車?)(うそー)(どうしよう)
↑なんて言ってる場合じゃない!



私は「大丈夫ですか?」「動けますか?」「立てますか?」と
大声をかけながら 駆け寄り 近くにいた人と
3人がかりで 仰向けにして上半身を起こしたら 
額から血が・・・。

メガネはぐちゃっと曲がって吹っ飛んで
体からは力が抜けています。

「血が出ているので消毒しますね。ちょっとしみますよ。」と
ささっと ウェットティッシュで拭き 手鏡を見せて
「大した傷ではありませんが 絆創膏貼りますか?」と聞いたら
「痛いから貼ってください」とはっきりした口調でおっしゃいました。


いざ 取り出してみたら お子様仕様の 派手派手なスポンジボブの柄!

「子供用しかなくて こんなのですが よろしいですか?」
と見せても「貼ってください」とのことだったので
こめかみに貼りました。


「段差につまづいただけ。大丈夫。」とのこと
「メガネ屋さんにご一緒しましょうか?」と聞いても
「大丈夫 大丈夫」と よろよろ立ち上がったので
手足 指などが折れていないか確認して
目的地まで ご案内したあと 
さよならしました。


「あの せめて お名前を・・・」と聞かれましたが


「通りがかりで 名乗るほどの者では ありません。」
と 去りました。



その夜は スポンジボブおばあさんの夢を見ました。
夢の通りすっかりお元気になっていますように。
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by ShinobuYuhara | 2008-04-14 01:10 | 人として | Comments(0)
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