Mickeyさんに教わった「森の声」さんのブログ 今日の内容もとっても共感できました。 -----------以下 長いので 抜粋します。---------------- 早期教育を勧める人たちは、 「赤ちゃんだって、幼児だって、鍛えればこんなすごいことが 出来るんだから、この能力を開発してあげないのは罪だ」 というようなことを言います。 赤ちゃんや幼児にそのようなことが可能なのは、 まだ情報の入出力を管理する心の働きが未熟だからです。 幼児期の「すごい能力」は心が未熟な時期だからこそ出来る能力なんです。 ですから、 心が成長するに従って、次第にそのような能力は低下していきます。 同時に「自信」も失っていきます。 そして、本来幼児期に学ぶべきことを学ぶことが出来ないまま 大人になっていくことになります。 脳の進化の歴史では「絶対音階」より「相対音階」、 「覚える能力」より「忘れる能力」の方が高度なんです。 「具体的に考える能力」より「抽象的に考える能力」。 「明確に考える能力」より「漠然と考える能力」の方が より人間的な能力なんです。 実際、前者は機械にでも出来ますが、後者は人間にしかできません。 でも、能力開発を目指す人たちは その古い能力ばかりを育てようとして、 新しい能力を育てようとはしません。 確かに、スポーツ選手などでは幼児期からの早期教育によって 才能を開いた人が結構います。 でも、彼らの現役時代は非常に短いです。 スポーツ選手を目指すならともかく、 そうでないのならそのような考え方に惑わされないことです。 その他の職業の人で、早期教育で才能を開花させた人を どれくらい知っていますか。 その人たちは、若い時だけでなく、 年取ってからも現役で活躍していますか。 実は、「年を取ってからも使えるような能力」というものは、 ゆっくりと育つのです。 若い時に簡単に育てることが出来るような能力は 若い時にしか使えないのです。 人間の成長にはその両方が必要なのですが、能力偏重の現代社会では、 若い時に簡単に育てることが出来る能力ばかり育てようとしています。 その結果 一生かけて「ゆっくりと育つ能力」が育たなくなってしまっています。 そのような「能力重視の社会」では、 当然ながら「老人」の価値は低くなります。 また、老人自身も「ゆっくりと育つ能力」が育っていないので、 自分でも「自分の価値」を肯定することが出来ません。 今、大人たちは子どもの「能力育て」に一生懸命です。 あれが出来るようになった、これが出来るようになったと喜び、 そのために子どもを追い立て、投資しています。 その一方で老人や障害者といった「役に立つ能力を持っていない人」は 社会的に阻害されています。 せいぜい、「同じ人間だから」、「可哀想だから」、 「昔、頑張ってきたから」という理由で大切にされる程度です。 今の日本の社会は、老人が「老人として」尊敬される社会ではありません。 幼児も「幼児としてのありのままの状態」が肯定され、 大切にされているわけではありません。 子育ても教育もそのような視点からもう一度議論し直す必要があるのです。 --------------------- 以下 略------------------------------ 全文を読みたい方は「森の声」さんのブログ ~森へいこう~へどうぞ↓ http://plaza.rakuten.co.jp/moriheikou/ 私は その子が 60歳になっても80歳になっても幸せだと思える能力を ゆっくりと育て 共に成長していける人になりたいです。 森の声さんのブログを読んで 「そんなの綺麗ごとだぁ」って感じたときは 病んでるなぁって 自分の精神状態のバロメーターにしています。
by ShinobuYuhara
| 2010-02-24 11:08
| 人として
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